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どうして更新するときになって「ああしたらよかったな」や「こんなの駄目だ」って思うんでしょうね、はじめから思えばいいのに。まあ、思えるだけでもありがたいんですけど。

先生!言葉をつぐむで合っていますか!?


「果たして、誰がマツリを楽しむんだろうな」
オヤジと別れた後、そんなことを呟き溜息を吐く。
祭りだったら楽しめるがマツリだったら楽しくないし、そもそもどう思えば楽しくなるのかわからない。
祭りは起こるのを待つのも楽しいし、実際起こっても楽しい。
だが、どうだ、他の奴はどうか知らないが、俺にとってマツリというのは起こるのを待つのは楽しいが、実際起こると楽しくなく、逆にどんどん失望していくばかりだ。
「すみません、お金ください」
ほら、全然楽しくない。祭りに金をくれっていう奴はいるか?ヤクザや非行少年ならあるかもしれないが俺に話しかけたのは少し白みがかかった黒の髪をしている少女だ。しかも、薄汚れた服を着ている。
普通ならあまりの可愛さに見惚れてしまうが、面倒臭いことは嫌な俺は無視をして横を通り過ぎる。
「何円でもいいんです」
少女はかぼそい声で呟きながら後ろをついて来る。
どこかに真面目な人かいいパパらしき人がいないかな、そう思いさり気なく辺りを見渡すが誰もいない。
こういうのはアンケートやセールスよりもしつこいというのに。
「お金ください」
少女はさっきよりも少し力強い声で話しかけてくる。
「何でもします、あなたに優しさがあるのなら一円でもいいからお金をください」
その言葉で気になった俺は演技をすることにした。
「何でもしますって、たとえばどんなことをしてくれるんだ」
後ろを振り向き、ヤンキーの怖さと変質者の変態を合わせた笑顔で話しかける。
「家の手伝いから言えないことまで、お金をくれるのなら全てします」
「先払い?それとも後払い?」
少女は「えっと」と言い言葉をつぐむがやっぱり考えていない。こういうのは大抵立ち止まって欲しくて話しかけているだけなんだ。
俺は、「鏡を見たら死ぬな」と思いながら、にやりと笑いポケットの中に手を入れる。
「最近色々と溜まっていてね、あんた可愛いからやって欲しいのよ」
少女は少し怯えた表情をしてこちらを見る。
「で、どうすんの。後払いかそれとも先払いか。自分で言ったからには責任を持たないとな」
じり、じり、と俺は少女に近づいて行く。本当は変なことを考えながら近づくのがいいがそんなのできない。
そして、少女が少し考えて言葉を発しようとしたとき、俺は演技を止めてポケットから五百円を出す。
襲われると思った少女は構えるが予想外のことで驚きの表情を表す。
「お前みたいな奴が何でもするって言うな、ロリコンや馬鹿が変なことをする」
俺は少女に手を出させ五百円を手渡す。
「一日しか持たないが勘弁してくれ、俺だって生活があるんだ」
五百円で持つかはわからないがなんとか持つはずだ。
後ろを振り向き歩きだす。
「じゃあな、もう何でもするなんてこと言うなよ。
あと、俺に二度と近寄らないでくれ」
少女の「ありがとうございます」という言葉を聞きながら、俺はその場から立ち去ることにした。
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テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

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ダチュラ

Author:ダチュラ
一般人。ニンゲーン。現在の嫁リスト:李香緋、アネル、アナザーブラッド、野々原渚(NEW!)。嫁は優遇。可愛いは正義。時々変動するが嫌いになった訳ではなくどうでもよくなった訳でもない。

特別ゲスト:音無小鳥、朝倉涼子、鼎二尉、ほめ春香

特別ゲストは絶対的な優遇。

今したいこと:過去に戻って自分をムッコロス。

MUGEN小説は嫁とMUGENストーリー動画の出演が少ないキャラを優先。

何かあったら homeoharukamomatakawaiiメイドインヘヴン!yahoo.co.jp にメールを送ってください。メイドインヘヴン!→@でお願いします。

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